代表取締役 唐津 自己紹介へ

「人手不足」について ~航海3425日目~

2024/10/27(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの78回目

 

投票してきましたか?

もちろん、私はしてきました。

 

「あなたの一票なんかじゃ何も変わりませんよ」

って誰かが言ったそうですね。

 

私は全くそうは思いません。

 

バタフライエフェクトって言葉があります。

「ブラジルの蝶の羽ばたきがテキサスでは竜巻に変わる」

というやつです。

 

「自分の一票で何か変わるかもしれない」って思う事って

夢がありますよね。

 

引いては、

勇気を持って一歩踏み出して自分も変わろうと

する人も現れることでしょう。

 

こうやって

小さな夢が大きな夢に繋がっていくものだと思います。

 

今回の発言で大人が若者の夢を刈り取ってどうすんの?

子供や孫にどんな顔でそれ言えるの?と思いますが

 

まあ、何の躊躇もなく将来ある若者の夢やお金も努力も

刈り取っていく大人はいつの時代も結構いますからね。

 

気にしない、気にしない。

 

炎上させるのも仕事のうちの世の中なので

まともに受け取ってたらキリがないですよっと。

 

さて本題。

「人手不足」についてです。

 

確かに経営者の集まりとかだと、

「人が足りひんなあ」

これが話題にあがる事はよくあります。

 

仲良くしている経営者の集まりだと

「良い人(一生懸命頑張る人)が少ないなあ」

と少し表現が変わります。

 

「人が足りない」

人さえいればいいのか

そうではないわけです。

 

良い人だと思って雇う

社内に悪影響を及ぼす人だった

(そういう人に変わった)

サービスが落ちる

顧客が離れる

社員が辞める

経営が傾く

 

こんな流れは経営あるあるです。

なので誰でもいいわけでは全くないわけです。

 

「良い人」を見つけて採用して育成していく事、

つまり「人事」こそが経営者としては一番大事なところ。

 

では良い人とはなんぞや。

 

イケメンで、高学歴で、資格も持っていて・・・

前職でこんな実績があって、役職が・・・

なんてものはあっても無くてもどっちでもいいです。

 

着目すべきはここ。

 

その人と働きたい。

そう思えるような人がどうか。

 

その逆の話で

「1人の不機嫌は5人のゴキゲンをこ〇す」

なんて実験結果があるそうです。

 

おそるべき悪影響です

これは頂けません。

 

とはいえこれも職場あるあるで

社長が好みとその時のノリに任せて採用すると

バラバラの組織になりがちです。

 

目標も仕組みもない会社で

とにかく頑張れと言われても

どこに走っていいのかもわからなくなるわけです。

 

そうなるとフキゲンさんが増えます。

フキゲンさんが出てきても、それは個性と放置されます。

若手のやる気を削いでいってしまい、人が育たないし、潰れていきます。

 

そういう会社って大体かっこつけて

「うちは個人商店なんで」とか、

「一担当者が責任を持って担当します」とか言います。

 

個人商店=担当者しか知らない(ムラがある)

一担当者=担当者がいなければわからない(継続性がない)

 

誰でもいい仕事やシステムならつゆ知らず

こと不動産管理においては頭数だけ揃えたって意味がないと言い切れます。

 

「個人商店じゃなくて

烏合の衆です」

 

おっと、口が悪くてすみません。

これは経験上、創業時から自分に言い聞かせている言葉なのです。

 

社内でも割と言うのですが

良い(印象の)人が良い(影響を与える)仕事をしてくれたら

一番良いのですが

現実は

良い(印象の)人が良い(影響を与える)仕事をしてくれるケースって

残念ながら珍しいのです。

  

というわけで

既に答えは出ましたが

 

良い人というのは

「良い影響を与えられる人」

ということです

 

「良い影響を与えられる人」であれば、実績、経験は無くても

心配はいりません。即戦力とはならなくても

必ずや後に大きな戦力となります。

 

フォローすべきは最初の頃なので

そこは会社の仕組みや実績、熱量、チームワークなんかが

ポイントになってくるのでコツコツと仕組みを作りましょう。

 

そして最後に一番大事なポイントをお伝えします。

 

「良い人を演じている人」

 ここは本当に注意が必要です。

 

誰しもがある部分なのですが

行き過ぎるケースも多いのです。

 

基本的に顧客の前では非常に良い顔や

献身的にふるまう傾向にあります。

なので評判は良かったりします。

 

しかしながら

社内では不遜な対応をすることが多くなり

孤立化が進みます。

 

 

「あんなに良い人だったのに違ったのね」

というあるあるはこういう流れです。

 

本人自体も良い人を演じ続けることに

いつか疲れてしまって

演じる事すら出来なくなってしまいます。

そこで現れるのはありのままの自分。

 

そうなる前にケアをすることが大事です。

本人はがっちり隠しています。

でもしっかり見えているのです。

 

言えればいいのにね

「助けてもらえないか」

「相談に乗ってもらえないか」

「ごめんね」

「ありがとう」

 

 

隠している部分に触れると

大体こんなリアクションをされます。

「何がダメなんですか」

「弱い部分なんて見せたくないです」

「頑張っているじゃないですか」

 

まあ大体私は嫌われますね(笑)

それでもいいのです。

 

入社時にお互い「可能性を最大化する」って約束をしたんで

それに向き合うのが最優先です。

 

誰かと比べて働くのではなく

自分と向き合って働こう

 

頑張っているのはわかるけど

本当の自分じゃないよね

 

「演じている自分」が「本当の自分」を否定して

攻撃しているようにすら見えるのです。

 

大事なのは

今の等身大の自分を受け入れること

 

いくら恥ずかしくても、かっこ悪くても

そこからしか始まらないのですから。

 

良い印象の人を演じなくても

良い影響を与えられる人を目指したらいいやん

 

良い影響を与えるために

一生懸命頑張るなら

めちゃくちゃ応援するよ

 

うちはそういうスタンスの会社です。

 

 

と人事に関しては試行錯誤の繰り返しで

語れば三日三晩はかかるので、

人事や人手不足についてよくある相談をQ&A形式で

お届けして終わりたいと思います。

 

 

Q1 人が足りないのか、育っていないのかわかりません

今の仕事をスケールダウンさせるのも一つの手です。

責任を持てない仕事を受けるのは不誠実です。

仕事が出来る人を育成し、組織が出来たら仕事がついてくる

という流れの方が私は好きです。

 

Q2 人を雇ったら人件費が大変じゃないですか

良い人を雇ったら売上や利益は上がる事はあっても下がる事はありません。

躊躇せず雇いましょう。仕組みを作りましょう。

採用は足りないから補充するのではなく先行投資のイメージです。

 

Q3 人が足りなくて業務が回っていません

それはそもそも受けるべき仕事だったのでしょうか?

キャパを超えた仕事で売り上げが上がっていると思っている経営者は多いですが

それは自分としては「成長ではなく膨張」だと定義しています。

会社の成長スピード、チームの成長スピード、社員の成長スピードはそれぞれ異なっています。

会社の成長を優先して、個人が疲弊している事の方が実際多いと思いますが

疲れ果てた社員がどうやったら成長を実感したり、顧客の問題を解決できるのでしょうか?

幸せな人が、向上心を持っている人こそが他人を幸せに出来ると思っています。

 

Q4 社員はどうせ辞めたり、裏切ったりするので雇いたくない

そういうこともありますが、そういうことばかりではありません。

雇うなら信じ抜く、大事にするって覚悟して経営した方が少しは気が楽だと思います。

自分の場合は、一人で感じる幸せは虚しく感じるタイプなので、

仲間と分かち合うのがマストです。ゆえに雇います。

 

 

 

今日はこのへんで

ではでは。

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