代表取締役 唐津 自己紹介へ

「数」について ~航海3516日目~

2025/02/16(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの92回目。

最近頭痛がします。

風邪ではないのですがよく寝るようにせねば。

お酒も控えます。

 

さて先日、新入社員歓迎会を行いました。

新しいメンバーの加入でまた良い風が吹いて

相変わらずの活気が更に勢いを増して

笑いに笑って時間が経つのがあっという間に感じるぐらいの会でした。

 

帰り際に新入社員のWさんが

「本当に楽しいです、私幸せです」って

笑顔で言ってくれたんですよ。

 

頭痛が少しマシになりました。 

尊いなあ。

 

 

さて本題

「数」についてです。

 

今回は

お客様の数

社員の数

この二つについてフォーカスしましょう。

 

良く経営者間で話す数といえば

年商と経常利益について聞かれる事があります。

あと、不動産管理会社でいうと管理戸数ですね。

 

それぞれ事情が違うのに何の参考にしているのかなと

思いつつも支障が無い範囲でお答えはしますが

大半はしょうもない数字でマウントを取ろうとする

話だったりしますので正直辟易としています。

 

別に管理戸数が多いからといって

素晴らしい会社であるという証明にはならない

 のにね。

(1000戸以上は欲しいですけど)

 

じゃあこちらからも質問してみようと思ってすると

BS?PL?

なんのこっちゃみたいな反応されます。

 

どうでもいい管理戸数とかの数字で比べるよりも

経営者として最低限の会計知識を勉強することをおすすめしたいです。

 

おっと話が逸れた。

 

今日はそんな話はさておき。

 

お客様の数

これはほとんどの経営者が多い方が良いと言います。

とはいえ販路確保が難しいと。

 

社員の数

これはほとんどの経営者があまり多く雇わない方がいいと言います。

とはいえ人手不足だと。

 

上記の話を聞いて自分が思うのは

「そうかなあ」です。

 

違うとまでは言いませんけども。

お客様の数が多い方が売り上げも利益も確保できると

確信して物事を言っているような気がします。

 

正直全くそんな事はないと思います。

お客様にも色んなお客様がいます。

いまだに不動産管理会社をパートナーとして見ないで

下請けとしてしか見ない方もいます。

 

20代の頃は、良く聞きました。

「人のふんどしで相撲をとっている」

「言う事聞いて当たりまえ」

「誰の金で飯食ってんねん」

 

それを上司にいうと

 

「お客様を怒らせるな」

=本当の事だとしても言わない方がいい。

「理不尽に耐えるのも仕事」

=聞いているフリでいい

 

と言われるだけ。

 

確かにそのおかげで怒らせないように本当の事を伝えられるように

なったり、理不尽に対しても対応出来るようになったりするわけですが

いわゆる人手不足と嘆く中小企業が雇いたい年代のZ世代とかの人達に

それは通用しません。

 

もちろん、そうではないお客様の方が多数なわけですが

何が何でもとお客様を増やすと社員が疲弊し

そうではないお客様へのサービスが薄れてしまうわけです。

 

そして次に、社員の数。

人は育たないし、人事手間がかかる、

最低限の出来る人間を確保していればいいという話ですが

 

うちみたいな会社でも100人ぐらいのエントリーから

採用まで至るのは3人ぐらい。

とはいえ良いなと思う人が不足しているのって

今も以前もそう変わらない印象です。

 

ただ不動産管理においては最小限の人数では

継続性がありません。

 

1担当者が責任を持ってやりますと言いますけど

それは会社としての仕組みというより、

担当者の個人商店に近いものがあり、継続性がありません。

 

また120日休暇や、この雇用情勢を踏まえると

個人商店のやり方ではサービスは途切れてしまいます。

じゃあ分業制がいいのかと大手ならなります。

 

とはいえ分業制は責任の擦り付け合い問題が起こりやすかったり、

個人としての成長実感を感じにくいシステムであったりするという

デメリットもあります。

 

なので弊社ではバディ制という2人1組の仕組みで業務を行っています。

その仕組みの説明はまたいつかするとして

 

今思うのは

優秀でやる気のある担当者一人に任せて突っ走る時代は

終わってしまったという事。

 

不動産管理会社や不動産管理担当者で物件の価値が

大きく左右される時代になったという事

 

ブラックワークで疲弊した社員が物件の価値向上に

寄与してくれる事は極めて難しいという事。

 

これらは真実です。

 

不動産会社や担当者。

大きな金額の話だから良い人に任せたい。

 

その通りです。

良い人は確かに良い人です。

ただ、良い人がすべからく良い仕事をしているわけではないのを

沢山目の当たりにしてきています。

 

経営者視点で言うならば

良い人ではなくても良い仕事をしてもらう環境を

作る事が肝心です。

 

良い仕事をしているうちに良い人になっていきます。

一日一善って言葉もあるようにね。

 

人の数についてであれば

良い人がいるならば、数字はついてくる。

 

売買や仲介なら少数精鋭でいいですが

不動産管理であるならば少数精鋭では成立しません。

その中で社員が程よい疲労感を感じながら、

楽しく働ける環境を設けないと成長も継続性もあり得ません。

 

人は出来るだけ雇いたくない、面倒だから。

その通りかもしれないけど不動産管理なら10人は必要で、

その面倒を乗り越える覚悟は必要かなと。

 

その良い仕事が出来る環境と仕組みを作って

「今いるメンバーで最高の結果を出す」

というのが

自分の思う経営者の仕事として大きな部分です。

 

AIの発達で35%の仕事がなくなるそうです。

経理でいうと85%の仕事がなくなるそう。

 

それが時代の大きな流れでしょう。

ただ、自分の業種が会社がその大きな流れに従っていいものか

どうかはちゃんと判断しないといけませんね。

 

自分で決めれない人生なんて

自分の人生じゃない

 

決めれるだけの自分であるかどうか

自問自答しましょう。

 

今決めれない自分で悔しいなら

強くなるしかない。

 

結局何が言いたいかっていうと

数も大事で質も大事ってこと。

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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