代表取締役 唐津 自己紹介へ

咀嚼について ~航海3405日目~

2024/10/06(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの75回目。

昼間は暑い、夜は寒い。

季節の代わり目ってやつですね。

 

社内でも半袖から長袖に変えている社員を見かけますが

私は完全に寒くなってからしか長袖に変えません。

 

せっかく衣替えしたのに悔しいからです。

 

何に対して悔しいかという冷静なツッコミは勘弁願いたい。

いつも目には見えない何かと切磋琢磨したいのです。

そうすることで、孤独さえも楽しむことが出来るようになるのです(笑)

 

さてそんな私。

最近玄米食を始めました。

別に意識高い系ではありませんが、

思いついたら試してみたいだけです。

(次はマウスピースもやってみようと思います)

 

で、

玄米って思ったよりも美味しいです、

そして栄養も豊富です。

(圧力電気鍋を使うと簡単です)

 

浸水時間が長いのでそれが手間なのと

よく噛まないと消化不良になるという点は

注意が必要です。

 そして、よくお米は最低30回噛んでから飲み込みなさいって

言われますが、玄米はその倍以上噛まないといけません。

 

面倒くさい。

さっさと食べようぜ。

日本電産の永守社長も「早飯食いは仕事が早い」と

言っていたじゃないか。

 

という脳内のリトル達が今までは多数派を占めていたのですが

飯が早いのと、飯を噛まないのは話が別だと気付きました。

あっという間に脳内で政権交代がおこりました。

 

そして玄米を噛むようになって

そもそも30回すら噛んでなかったことに気付きました。

アナコンダのように飲みこんでいたのもしれません。

 

で、今度はその倍は噛まないとダメ。

となると顎が痛くなるのですが

それはいかにサボっていたかの証拠。

そこは産みの苦しみで我慢が必要です。

 

ちゃんとご褒美もありました。

 

30回以上噛んでから

今まで知らなかった美味しさが出てくるのです。

 

みんなそれ知っていましたか?

 

ほぼ毎日年間300食ぐらいうどんを

食べている社員Kにも伝えたい。

 

うどんもたまには噛んでみな。

 

 

というわけで本題。

「咀嚼(そしゃく)」についてです。

 

玄米食も仕事も共通点だらけです。

同じように食べて(仕事して)いても咀嚼回数が少ないと

十分な栄養も学びも無く成長していきません。

 

沢山食べ(経験す)ればいいってもんじゃありません。

咀嚼が少なくて大量に食べ(経験す)れば腸閉塞(キャパオーバー)になります。

 

●●件、●●万、●●年と自慢したところで

薄っぺらく感じる人がいるのは

きっと咀嚼回数が少ないからです。

 

では仕事上での咀嚼ってどういう事かと

自分なりに考察すると思考を走らせる事だと思うのです。

 

「色んな人の立場になって考えて行動する事」

そのシミュレーションを何度も何度も繰り返す

 

マッキンゼー的にいうと

「仮説をどれだけ用意するのか」

という事にも繋がります。

(コテコテの地域密着でやっているクセに横文字使ってスイマセン)

 

これ結構自分の中では大事なんですけど

「想う」のです。

「思う」ではなくて。

 

 

咀嚼が出来ない人(想えない人)の仕事の傾向はこうです。

 

与えられたもの・環境、会社の看板、いつか誰かが撒いた種から出来た果実。

それらを自分の手柄だと捉えてしまいます。

それが原因で点を線に出来ず、刹那的な仕事になってしまいます。

わかりやすく言えば行き当たりばったり。

ノリと勢いだけ。

 

長期的な視点を持つ事が出来ず

仕事で大事なイメージをする能力が身についてきません。

  

「イメージ出来る事は実現する」

と前回のブログでも書きましたが

行き当たりばったりの仕事をしていると

イメージ出来ないので一時は良くても早々に失速してしまうのです。

 

じゃあどうしてイメージするかと言うと

やっぱり咀嚼が大事です。

 

咀嚼って自分を思っているのではなく

自分の体を想ってやっているわけです。

(まあちょっと表現ややこしいですけどついてきてください)

 

何が言いたいかと言うと

自分の事を思うのって中々イメージが膨らまないもので

何かを想う事で咀嚼が出来てイメージも膨らみやすいよって事です。

 

イメージがより具体的になるまで。

何ならフルカラー、4K、大ビジョンでのイメージが

出来上がってくるまで。

 

そこまで行けばもう完璧。

経験(栄養素)の吸収も出来るし

当然仕事力(体)も仕上がってくるわけです。

 

うちの会社には不動産キャリアの長い人間もいれば

異業種からの中途入社もいます。

 

結果として「不動産経験がある」のも

「キャリアが長い」というのも

アドバンテージにはならず、特段の関係はありません。

宅建も入社してからとってくれたら良いです。

 

結果、シンプルによく咀嚼出来る人間が伸び続けていくのです。

よく噛むことで、知らなかった仕事の楽しさを知る事が出来るわけです。

 

上手だから楽しいのではなく、

楽しさがわかるから上手になる。

というのが正しいスパイラルです。

 

とまあ、今回玄米食から学んだわけですが

やっぱり日常も仕事も繋がっています。

 

ワークライフバランスを否定はしませんが

やり切ってからバランスを取ろうとするのは納得できるのですが

フルスイングもせずにコントロール出来ると思えるのが、

ちゃんちゃら可笑しい不思議です。

そんな器用な天才ばかりですか?今の日本人?

 いや正直、出来るわけないと思っています。 

 

というわけで自分の中では

ワークアズライフ。

 

日常の咀嚼は仕事に、

仕事の咀嚼は日常に

全て繋がっていていいやん。

 

繋がっていた方が裏表もなくて楽です。

それに公私の経験を両方に使った方がお得でしょ。

そもそも演じるのは向いてませんからね、私は。

 

はい。

 

よく噛む子は育つ

このブログを読んだ人は30回は噛むように。

私は見ているぞ。

 

今日はこのへんで。

ではでは。

 

 

 

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