代表取締役 唐津 自己紹介へ

「評価は誰がする」について ~航海3317日目~

2024/06/30(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの62回目。

長くなりそうなので早速本題へ。

 

「評価は誰がする」についてです。

 

先日、違う会社の方からとある質問を受けました。

 

「今自分の勤めている会社の評価と自分の評価の乖離があって

納得があまりいってないんですけどどう思いますか?」

 

という事です。

 

ふむ、、。

自分が20代の頃を想起してみることにします。

 

そして浮かんできた言葉は

下記の通り。

 

「そんな事を考えている暇も無かった」

(ふざけているわけじゃなくて本気でそうなのです)

 

 

質問者の方は、納得いかない様子で続けて

こう聞いてこられました。

 

「可能性がない人間なんていないし、僕には僕の強みがあると

思うんです。そうですよね?」

 

ふむ。。。

全くその通り。

 

 「じゃあ自分の強みって何だろう?

それで努力していることってあります?」

 

と聞いてみると

シーンなわけです。

 

 

・・・・

うん。

 

これは相談じゃなくて愚痴やなと理解しました。

(解決する必要はなく聞いて欲しいだけというやつです。)

 

そこからは、そういう考えもあるよねみたいな話をして

すっきりした様子でお別れしました。

 

しかし何気に1人になってからもう一度考えてみたのです。

 

評価なあ。

世界に一つだけの花って歌もあるぐらいだし、

それぞれに価値がある事はそれはそうだ。

 ただ評価については種類があるよなあと。

 

これはあくまで私見ですけど、

 

「仕事の評価は他人がするもの」

「自分の評価は自分がするもの」

 

だと。

 

なんかこの辺りがごっちゃになっている人って

結構多いように感じます。

 

仕事で役に立っていれば他人は評価します。

自分自身が一生懸命かどうかは自分が評価、、というか

自分が一番わかっているはずです。

他人に分かるわけありません。

 

というシンプルな話です。

 

混ざっている人もいれば、

逆になっている人も多いかな。

 

「仕事の評価は自分でして、

自分の評価は他者(承認)でする」

 

みたいなね。

 

こうなっていても、成長していたり、成功していたりする人って

いますけど、かなりの確率で短命で終わっているのでお勧めできません。

 

そもそも、仕事の評価を自分でしたいなら、一人で完結出来るスキルジョブを

すればいいのですから。

その努力もスキルもなく他人の評価に文句を言っても仕方ないのです。

 

心の中では大きな声で叫んでいます。

「それって自己満足ですよね?」

大人なので叫びませんけど。

 

だから俺の仕事がとか、

俺の良さが分かっていないという人の話を聞くと、

 

「いや、あなたが評価するんじゃないよ。」

 

と思ってしまうわけです。

 

困っている人がいて、役に立てる人がいて

その需給関係で仕事って成立するわけです。

 

役に立てるぜって一人でイキっていたって

お前になんかに頼みたくないよって言われたらオシマイどころか

スタートすらする事が出来ないわけです。

 

 

自分の評価もそうですね。

他人のSNSとか同僚との居酒屋トーク、同窓会の話とか、

比べても何の得もありません。

 

良く知らない人に否定されたり、悪口を言われて凹む人もそうです。

何も知らない他人に評価させなければいいのになと思います。

 

こういう事を言うと「ナルシストになるって事ですか?」と

言われる事もありますけど、そこまで自分に陶酔する必要はありません。

 

 そんなに良いやつじゃないかもしれんけど

知らない人からそんなボロカス言われるほど

悪いやつでは絶対ないよ

 

ぐらいで十分です。

(私はそんな感じです)

 

さて、アドラーの幸せの3定義っていうのがあります。

それは下記の通り。

 

①    自分を好きであること

②    良い人間環境を築けていること

③    人の役に立っていること

 

いきなり①が謙虚な日本人にとってはハードルです。

 

だから私は順番を逆にします。

 

①    人の役に立っていること

②    良い人間環境を築けていること

③    ①と②が出来ている自分ってそんな悪いやつじゃないよね

いや、ちょっと好きかも

 

 

みたいなね。

 

まあ、いい歳こいてこんな事を言うのは何ですが

たまにかっこいいなあとドキッというか、

きゅんとくる時があるのです。

 

それはまっすぐに「好き」って

言える人をみた時です。

 

きっとその人は他人に自分の評価をさせてないんだろうなって思うし、

そのうえで、一生懸命やっているんだろうなってのが伝わってきます。

 

そら自分を疑っているようでは

他人のことを大好きだなんて言えませんよね。

 

それはそれはとても魅力的に見えますよ。

自分も胸張って言えるようになりたいものです。

 

まだまだ道の途上です。

 

今日はこのへんで。

ではでは

1ページ (全3ページ中)