代表取締役 唐津 自己紹介へ

価値について ~航海2882日目~

2023/02/26(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの8回目です。

 

皆さん推しってありますか?

以前、プロレスが大好きだって話をしましたが私がプロレスを

大好きになったキッカケになった武藤敬司さんが60歳を迎え先日引退されました。

 

本当にかっこよくて、見た瞬間から一目惚れ状態で、その熱は今も変わらず。

めちゃくちゃ自然体なのに、こんなに自分の事が好きで、プロレスが好きで、

完璧じゃない人間臭さもあって、魅力がすごいわけです。

 

自分も60歳まであと20年も無いのかって考えさせられました。。。

 

まだまだやる事しかないですよ、ほんと。

爆進あるのみです。

 

 

さて、本題。

価値について。

 

弊社で価値について

 

「一生懸命に取り組んで、パートナーの問題解決をすること」

そして

「相手が喜んでくれること」

 

という定義があります。

 

自分が創業するまでの間に感じていたことがあります。

「お客様に対して、営業をして、会社が利益を上げること」それはもちろん、営利団体として大事なのはわかります。

ただ、それを第一に持ってくると、会社や営業社員は喜んでいるものの

パートナーであるクライアントが喜んでいないケースがあることです。

 

「ヒト、モノ、カネ」という言葉がありますが

本当に順番はこの通りだと思うのです。

 

逆の順番でカネを追いかけると、モノもヒトも逃げていってしまう。

逆にヒトを大事にすることで、モノやカネは結果ついてくる。

 

何かを得ることを意識するより、

何を残したかを意識するべき。

そう痛感したのです。

 

だから、価値の定義として

「相手が喜んでくれること」を入れています。

 

例えいかに利益を残そうが、相手が喜んでいない仕事は価値として一切評価しない、

そんな人事評価になっています。(変な会社です)

 

我々の仕事は長期にわたって賃貸経営のパートナーになるわけですが、

今も業界の多くの会社で担当者が変わることで、価値のブレは存在しています。

 担当者の当たりハズレは会社の大小問わず存在している問題ってやつです。

当然これじゃ、クライアントに対して誠実だとは言えません。

 

だからこそ、

個性や方法は違えど、方向性を統一する必要があるのです。

理念や行動指針、価値の定義、バディ制など色々と試行錯誤しているのもそれが理由です。

 

管理担当者あるあるですが

「前任の担当者が素晴らしくない方がやりやすい」というのがあります。

なぜなら、普通のことをやっているだけで評価されるからです。

 

私が前職の時、最古参のベテランの方が担当していた物件を引きついだことがあります。

 

オーナーは前任担当者の景気の良かった時代のイメージを強くもっていました。

特段何も提案はなかったが、上手いことやってくれていたと不満もなくて、

引きついだ時はどうやってインパクトを出せるのか困ったのを覚えています。

 

時代は今も大きく、そして以前より早く変わっています。

シンプルに言えば「何もしなくても、うまくいった時代」から

「何も起こさないために、事前に手を打たないとうまくやっていけない時代」になっています。

「そんなこと、前の担当者から言われたことないよ」と言われるたびに

「いや、時代が違う。バブルの時だから何もしなくてもうまくいっただけ」

って口には出さなかったものの、心の中で思っていました。

 

まあ、そんな風に思っていたらやっぱりうまくいかないわけです。

 

今の方が難しい、何もしなくても上手くいくほど甘い時勢ではない。

なんなら前任者の何倍も努力しないとそれ以上の結果なんて出ない。

 

これが厳然たる事実です。

 

何が問題??

過去のイメージ?上手くいった昔の思い出が敵?

そうじゃない、そんなもん関係ない。

 

待てよ、、、

 

「問題に気付いていないことが問題やん」

 

そこからは気付いていない問題を見つけて、説明して

納得してもらって、問題が発生する前に起こらないための提案を徹底しました。

 

当初、周囲の担当者の反応は

「そんな余計な提案なんかして、無駄な仕事増やして意味ないやろ」でした。

 

それから時がたつにつれ、その行動が正しかったかどうかは

提案すらされていない他の物件を見れば結果は明らかでした。

 

結局、他の担当者たちも、徐々に「面倒くさいけど、その提案せんとあかんな」と

変わっていったのです。

 

冒頭の武藤さんの好きな言葉で

 

「思い出と喧嘩したって勝てっこねえよ」

 

というのがあります。

 

もし、私が前任担当者に対して

時代が良かっただけ、運が良かっただけ、そう妬んで、僻み続けていたら

今の自分はないし、担当していたオーナーは間違いなく不利益を被っていたはずです。

 

これを見た人。

思い出とは喧嘩せずに仲良くしてください。

思い出と自分を比較したって意味はありません。 

思い出を知ったうえで、今の自分にやれることに集中することでしか

価値は生まれません。

 

仕事を任されるというのは「出来たらいいな」で任されることはありません。

「出来ると思われている」から任されているのです。

 

任された当人が泣き言を言っているほどかっこ悪い事はないのです。

これからの素敵な思い出をどうやったら作れるかに爆進あるのみです。

 

結局、我々の価値はある意味、

どれだけ影響を与えたか、共感しあえたか、胸を打たれたか、感動されたか、

そしてシンプルに喜んでもらえたかそんなところにあるんじゃないかと思います。

そこに仕事の喜びややりがいを持ってくることが出来たら想いが続いていくのかなと。

 

まあ、今も昔もそこは変わらず。

もっともっと、喜んでもらいたいし、役に立ちたいし、自慢になりたいですよ。

 

60歳になった時も、形は変わっていっても

輝きは変わらず、価値を出せる人、チームであり続けたいなあ。

そしたら自分で自分を推せる人生になっているんだろうな。

 

今日はこのへんで。

ではでは。

8ページ (全9ページ中)