指示する側と受ける側、両者の意思疎通はとても重要です。
以前、椅子の修理会社に勤めていた頃の話なのですが、
愛用されていたソファのクッション部分が長年の使用でへたってしまい、
その交換をするために会社の工場へ持ち込みがありました。
ひじの部分が木材で、キズや汚れが目立ったため、
良かれと思いサービスで、そこにヤスリをかけニスを塗り、
そこも綺麗に仕上げました。
しかし、お客様からは、思い出がこもっているのに!と
喜んでもらうどころか逆に気分を害されてしまいました。
そこで思うのが、相手の気持ちや考えを100%理解することはできないし、
相手にとっても同じことだということです。
当たり前のことなのですが、私たちはついそのことを忘れてしまいます。
これから、自分の業務を引き継ぐにあたり
自分の考えを押し付けず、相手のことを考えること。
これを肝に銘じておきます。