代表取締役 唐津 自己紹介へ

「損得」について ~航海3556日目~

2025/03/30(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの98回目。

 

桜の季節ですね。

名所と言われる場所は人が多いので勿論行きません。

ローカル名所で十分満足。

 

車で通りすぎるだけだけど

天神川沿いの桜は素晴らしいです。

 会社の近くの清水公園の桜もめっちゃ綺麗です。

繁忙期の疲労もこれで癒されるってものです。

 

でも一番のお気に入りは我らが阪急上桂駅の桜です。

ワンカップの日本酒を片手に散歩しながら桜を楽しんでいる男がいたら多分私です。

あやしくはないので通報しないで下さい。

 

母親が良く言っていました。

 

「花を見て綺麗だなって思えるぐらいの

心のゆとりを持ちなさい」

と。

 

通り過ぎるような花見しかしない、

せっかちな息子ではありますが

その言葉のおかげで毎年強制的にゆとりを取り戻しています。

 

一瞬で咲いて、一瞬で散る桜を見て

人生の短さと、儚さと、美しさを

考えたり考えなかったりするとかなんとか。

 

とはいえ桜を見ていると

「始まりがあって、終わりがある」

って事を毎回考えさせられるのです。

 

すると

「人生ってものは儚いものだな。

だから美しいんかな」

と思うのです(たまに真面目です)

 

今の世の中、誰とは言いませんが

私利私欲や保身に走って、見るからに醜い姿と心で

生きさらばえている人、いますよね?

 

「人生が永遠に続くとでも勘違いしているのかな

カッコ悪いな

 

あるかどうかわからんけど

きっと来世は人間に生まれ変われないぞ。

 心からそう思います。 

 

まあ、そんな反面教師が多いからこそ

散り際の美しさを人に愛でてもらえるような

人生にしたいものです。

 

というわけで

ケツメイシのさくらでも聞いておきます。

 

 

さて本題。

 

「損得」について

 

私達の仕事において不動産オーナーがいらっしゃるわけですが

不動産業者のスタンスとしてとても大事な部分があります。

今日はその話をしようと思います。

 

随分前にあった事例です。

オーナーは新しく建てたばかりのマンションと

築35年を超える貸家を所有されていました。

 

新築のマンションは人気で良く決まります。

かたや、貸家は古く、家賃も安いもののなかなか決まりません。

 

勿論マンションは満室で空いてもすぐに決まる。

でも貸家は何年たっても空いたまま。

 

不動産業者も管理担当者も

「大きな収入を占めるマンションは満室でオーナーには貢献している」と

考えています。

 

貸家に対しては

「古いし決まらないのは仕方がない、

でもそもそも家賃も安いし決まらなくても

オーナーはそんなに気にしていないだろう」

 

そしてある日、

オーナーからこの不動産業者に連絡が入ります。

 

オーナー

「貸家に申込みが入りました。」

不動産業者

「あ、貸家はヨソで決まったんですね。それは良かったですね。」

オーナー

「マンションの管理契約を解除してください、ヨソに変えます」

不動産業者

「なんで管理契約を解除?マンションは満室じゃないですか?」

オーナー

「私は新しいマンションはどこがやっても決まると思っていました、

かたや貸家は古いし、家賃も安いし仕方がないと

あなたは何の提案もなかったですが

決めてくれた業者さんは一生懸命提案をしてくれて申込にいたったのです」

不動産業者

「うちは新しいマンションは完璧にやっていたはずです。」

オーナー

「古い貸家だけど子供の頃の思い出や、引き継いだ親からの想いも含めて

新しいマンションと同じかそれ以上大事なものなのです。

それをわかってくれる人に私は任せたいのです」

 

というストーリー。

 

これは業者が「オーナーの役に立つ、問題を解決する」という視点を失い

「自分達が儲けるために利用価値があるかないか」で判断して仕事を

した結果起きた現象です。

 

一言で言うと

「損得言うな」

って話です。

 

クライアントの問題に対して新しい、古い、高い、安い、

手間がかかる、かからない、儲かる、儲からない

そんな表面上の事でパートナーである管理会社が判断するなんて

言語道断なのですが残念ながらこの業界、

こういった事例は過去も今も散見されるのが現実。

 

困っている人がいて、その問題を解決するから

会社は存在しているのです。

 

それを忘れて損得を優先して

したり顔で「効率化です」と言う人もいますが

閉口せざるを得ません。

 

目先の損得を優先させる仕事を容認すると

会社は一時、伸びたとしても必ず失速します。

 

人間性が歪む

からです。

 

さらに余談として

オーナーはこんな話を私に教えてくれました。

 

オーナー

「実は(当時)申込が入る度に前の会社の担当者に商品券を1万円渡していたんです。

そして貸家を決めた新しく管理を任せる会社の担当者にも同様に渡したんですが

その時の対応も違い過ぎたんです。」

今はインセンティブを禁止している会社が多いのです。

これはあくまで昔の話です。

 

前の会社の担当者

「これで飲みに行かせてもらいますね、

でも祇園だったら足りないかもしれませんね

あー、はっはっは。」

 

新しい会社の担当者

「これは私だけの力ではなく会社の皆のサポートあってです。

有難く頂戴しますが会社に渡させてもらい、

その費用でお好み焼きをみんなで食べて労い合いたいと思います。

ありがとうございます。」

 

ね?

見事に歪むでしょ?

 

この話は社内でも結構するのですが

やはり目的が「お金稼ぎ」や「自分だけ」になってしまうと

損得しか言わない小さくまとまった曲がった人間になってしまいます。

 

人が多く集まっていて力を合わせるためには

目的が必要不可欠。

 

会社の経営理念や行動指針がないと

会社は成長しないと言われているのはまさに

こういった部分にあります。

 

さらには経営者がそれを体現していないと

私利私欲に走る人間が現れてしまいます。

 

「何の為に?」

 

うちの会社では良く聞くフレーズ。

方法は違えどそこがブレる事のない会社で有り続けたいし

このフレーズが聞こえるうちは、

うちの会社は強くなれると思います。 

 

まあ何が言いたかったって言うと

 

「大したことないくせに

損得ばっかり言っていたらダサいよ」

ってこと。

 

ざっくりした言葉ですけど、

創業してからこの言葉を良く自分に言い聞かせています。

そして忍耐力を鍛えているのです(実話)

 

ニュースやSNSは私利私欲にまみれていますけど

そんなの無視無視。

見る人が見なくてもわかりますし

見た所で脳が疲れるだけで、良い事なんてありません。

 

持っている何かを誇る人生よりも

生き方を誇れる人生の方がカッコいいですから。

 

まずは自分の生き方にフォーカス、

そして自分の仲間がいれば

それで十分。

 

仲間やコミュニティを大事にして

そこから始めていって

最後は満開の花が咲かせるのです。

 

しんどい、不安だ。

だから損得で判断するんだ。

そうじゃなくて

しんどい、不安は誰もが一緒。

だからこそ行動する。

 

行動している人から

しんどくて、不安だって言葉を

私は聞いた事がないです。

 

たしかに行動はしんどいけど、

五体満足で動ける時間なんて限られているわけで。

儚いからこそ今を頑張ろうと思うし、

儚いからこそ大切に想えるんだろうなって思います。

 

イメージは出来ているけど

今年も桜を見てさらにイメージを膨らませたいと思います、

自分達の満開の桜を。

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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